【ASF】嶋さん・指出さんインタビュー

下北沢「B&B」上智大学店では、午前中に嶋浩一郎氏(93年法法卒)と指出一正氏(93年法国卒)による「同級生編集長クリエイターズトーク@上智大学」が行われた。嶋氏は博報堂ケトル代表で、指出氏は雑誌「ソトコト」の編集長を務めている。

入学当初から親交があり再会を喜ばしいと話す2人だが、それ以上に「運命的な間柄」だったことが明かされた。

在学時、指出氏がスコットランドへ留学するために、成田からロンドン経由の飛行機に搭乗した日は、偶然にも、嶋氏もイスラエルへの留学のため飛び立とうとしていた日と重なっていた上に、席が同じだった。さらに、帰国後に所属した学科のゼミも同じだった。こうして2人の交友関係は深まっていったという。

指出氏は環境と楽しく付き合っていくためのライフスタイルに着目してきた。2011年には、1999年に創刊された世界初の環境雑誌「ソトコト」の2代目編集長に就任。東日本大震災以降、時代が変わったという前編集長の指南をもとに新たな視点からの紙面づくりに挑戦してきた。

嶋氏に「例えばどんな特集を組んでいるか」聞かれると、「使われなくなった空き家をリノベーションし、たくさんの人が集まる場所へと変えていく」とプロジェクトを紹介。多くの人に愛される雑誌になるよう斬新さを追求している。

【インタビュー全文】

Q学生時代に熱中していたことは?

A指出

つりと山登り。サークルも山登り関連のものに入っていた。

A嶋

日本映画をよく見ていた。

 

Q学生の時にやっておけばよかったことは?

A指出

もっと勉強をしておけばよかった。社会人になると、まとまった時間を作れないから、学生のうちにたくさんの時間をつかって旅行とかするべき。

A嶋

かなり充実していたけど、古典を読んだほうがいい。今、そういう本を読もうとしても時間がない。

Qどのような経緯で現在のお仕事に就いたのか?

A指出

学生時代にアウトドアの出版社でアルバイトをしていた。かなりハードで 寝袋に泊まりながら仕事をしたときもあった。その出版社からの誘いで、昔放送されていた「カルトQ」というクイズ番組のルアーフィッシングという回で優勝した経験もある。そうしたことがきっかけで、ほとんど就職活動をすることなく、その出版社へと就職した。

A嶋

もともと人をハッピーにさせたくて、世の中にある多様な価値観を、雑誌を通して発信させたかった。

 

Q上智大学で学んで、今役に立つと実感していることは?

A指出

今でも会える同じ価値観を共有できる友達ができたこと。上智大学の自由な校風は、新しい価値観を作り出すという仕事でも役立っている。

A嶋

同じく自由な感覚を養うことができた。

 

Q現役の上智生に向けて一言お願いします

A指出

上智大学は総合大学だが、芸術大学のようにもっと尖り感をだしてほしい。そのほうが大勢のなかから自分を見つけてもらいやすくなる。

A嶋

一見無駄だと思うことでもやってみるべき。例えば、本を読むときに何かの目的をもって読むだけではなく、一見何の役にも立たなそうなものを読んでみるといい。たとえ、その時意味がわからないことがあっても、いつか、いきなりわかったりする。すぐに役に立つ必要はない。