【劇団橄欖舎】カスみてぇなオムニバス

本学演劇サークル劇団橄欖舎は第85回記念公演「オムニカス・レストラン」を7月8日の放課後に上演した。「オムニカス」とは、「カスみてぇなオムニバス」のことで、数分のコントに近い寸劇を詰め合わせたものだ。

始めに、フルコースメニューと称し「感情が高ぶると身体が車に変形する人」(本日のサラダ)や「女子会に混ざるセミ」(本日のフルーツ)など9つの寸劇が演じられた。その後は観客が手元のメニュー表を見て「音を奪われた藤原達也」「真剣10代しゃべり場に混ざる偏差値5の人」「涼宮ハルヒ」などのサイドメニューを数十品目の中からオーダーする。また、「笑いながらセックスする人」や「バスケに挑戦するホーキング博士」のようなチン味メニュー(良い子に見せられない)も用意され、客席は爆笑と失笑の嵐だった。

主催の石島浩介さん(法法5)と出演の相田真広さん(文新2)は、「最初から最後まで、やっている側が楽しかった」と話す。

なぜオムニカスを企画したのか――石島さんは真面目な顔でこう答える。「演劇の形を壊したかった。こういうのでも許されるし、どういうのだって演劇だ、と訴えたかった。あと、後輩たちがもっと気軽に公演をするようになってほしい。これよりはマシだな、と思わせたい」。

出演者としてオファーを受けた相田さんはその時の心情について、「サークルやめようかなと思いました(笑)。こんなの成功するわけないし。でも、やるからにはちゃんとやろうと思いました。役者として恥を捨てて」。しかし次回の出演について聞くと、「いや、もうしばらくやらなくていいや。一回やったらお腹いっぱいです」とのこと。

その一方で改善点として、石島さんは「好意的な観客」の存在を挙げる。「今回はお客さんが良すぎたんですよ。お客さんが怒って帰るくらいのカスをやりたいですね。次は上演時間2時間とかにして、自分がいかに時間を無駄にしたか気づいてもらおうかなと思ってます」。

次回上演は来年1月頃を考えているという。今回考えたものに加え、よりカスなものをやりたいと意気込んでいる。関係筋によると、現時点では「実写版カービィ」などがあるという。