ローマ法王映画試写会開催

 6月3日公開の映画「ローマ法王になる日まで」の特別試写会が4月27日、6-101教室にて開かれた。試写後にはトークディスカッションも行われ、監督を務めたダニエーレ・ルケッティ氏、本学カトリックセンター長のホアン・アイダル神父とイエズス会日本管区長を務めるレンゾ・デ・ルカ神父が登壇した。

 現在のローマ教皇フランシスコ(法王)の半生を描いた今作。法王がベルゴリオ枢機卿としてコンクラーベに参加し、自身の半生を振り返る場面から物語が始まる。アルゼンチン管区長を務めた際に、仲間や友人が反政府の嫌疑で軍事政権に捕らえられるなどした苦難の時代も描かれた。

 上映後のトークディスカッションで、法王に選出される前にアルゼンチンで神学生として指導を受けたアイダル神父は「法王についてよく描かれた作品で感動した」と称賛。同じく指導を受けたルカ神父は、ルケッティ監督に対し、情報の集め方や法王の信念をどうくみ取っていたかなど、制作に関する質問も投げかけた。

 参加していた学生からは「法王はある種ポピュリストといえると思うが、アメリカのトランプ大統領やフランスのルペン氏との違いはどのようなことか」という質問が挙がった。これに対してアイダル神父は「組織より目の前の人を大切にすること」と回答。ルカ神父は「ポピュリストでも、人道主義者でもない彼なりの生き方だ」と答えた。

 また最後に司会者から、「テロが頻発する現代においての法王はどんな意味を持つと思うか」と問われたルケッティ監督は「宗教は多くのことができるが、特に文化的なことに使ってほしい。平和のために宗教を使うこと。何度もそれを確かめてほしい」と語った。